沖縄58ラン 完走しました!!!

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沖縄58ラン 完走しました!!!

那覇から国道58号(地元では「ゴッパチ」と呼ぶそう)を北上し、

沖縄本島最北端の辺戸岬を経由し、58号線の起点で折り返し、

約160キロの、100マイル。

制限時間26時間を

なんとか23時間51分で、

24時間切りしましたっ!!

エントリーしてから知ったのですが、

24時間以内に完走すると

今年11月に行われる

沖縄サバイバル400キロの優先エントリーの権利が与えられるそうです。

コロナを除き、エントリー開始瞬殺で

定員になるそうです。

だからといって権利を行使するかは

今のところ未定ですが、

柴又100Kとほぼ同じ値段となると

柴又100K < 沖縄サバイバル

を考えてしまいます。

いずれにしてもまだそこまで考えれないっ!

今回のレースは知り合いの方が去年の沖サバに出られてて、

今回の募集が開始されると知ったため、11月にエントリーしました。

このレースは沖山健司さんが主催と知り、

すごい方なんだな、、、と。

2人目の子供が12月末に産まれる予定ということもあり、

満足のいく練習ができていない中での参加でした。

出発の羽田では、

今まででこんなに行きたくない沖縄は初めてだ

というくらい憂鬱でした。

前泊はレースの集合場所となる

那覇空港からゆいレールで数駅の

壺川という駅すぐのホテル。

奥武山公園内の沖縄国際ユースホステルが集合場所で、

その辺りが見下ろせるフロアにしてもらい、

モチベーションを前日から上げておきました。

土曜日の当日、集合は10:30

行くと既に猛者の方々が集まっていて、

ほとんどがお知り合いの状態。

まるで猛者ランナーの同窓会

と言った感じでした。

そんな中なので、

更に肩身の狭い感じがしましたので、

唯一の知り合いがいなかったら

まず参加してなかったかと、、、

レーススタートは12:00

先に100キロ24時間ウォークの方々からのスタート。

その後、ランの参加者36名を

ゼッケン順(恐らくエントリー順ではない様子)で10人ずつ、2分おきにスタート。

私は118(ランは101から)で

二組目の12:04スタート。

ずっと「国道58号」の標識に沿って北上します。

那覇から宜野湾コンベンションセンターあたりまでは信号も多く、

もちろん信号に従うため足を止めます。

その辺りまでは同時にスタートしたランナーの皆さんと軽く話しながら走ってました。

チェックポイントは

65キロ地点の名護市のビーチに面した21世紀の森公園。(制限時間10時間)

132.3キロの国道58号線起点、スタートから132.3キロ地点のやんばるの里。(制限時間21時間)

この他に

腕にはめたICチップ(K-SOK)による計測が

100キロ地点でもあり、ゴールでもある(ウォーキングの方は24時間で100キロのここまで)国頭村のオクマビーチリゾートと、

往路経由地で122.8キロの辺戸岬。

基本的にはこれらのチェックポインでのエイドで、暖かい味噌汁やジュース、

おでん、ゆし豆腐、チョコやおかきなどのお菓子類が出ますが、それ以外は水分も食料もコンビニ調達。

27.6キロ地点でウォーキングを早々に離脱された方が(先回りして)おにぎりを用意してくださり、そこからランナーは自分のタイミングで出発したのでバラバラに。

自分は知り合いが恩納村の35キロ地点くらいに家があるため、GARMINでのスタートして発行される位置情報を知り合いに知らせたら、家の前で待ってくれてると思いきや、

まさかの6キロくらい手前からの伴走。

これには勇気づけられました。

ちなみに

彼は2週間くらい前に誕生日だったので、

荷物にプレゼントを用意してスタートし、

35キロ地点で渡しました。

荷物は何が必要かの情報が殆どなく、

沖縄なのに、寒波の影響で寒いという情報もあり、天候もあまり良くなかったので、

モンベル7リットルリュックに

1.5リットルのウォーターバック、

0.5リットルのボトル、

(これらでコンビニで2リットルのペットボトルを買って補給できるように)

アミノバイタルの顆粒、ゼリーを5本ずつほど→前半に摂取。

ゼリー→いつもフルの時に10キロ毎に飲むMEDALIST10本を

100キロ地点でのピックアップと6:4くらいに分けて携行。

塩熱サプリ

万が一のロキソニン4錠。

モバイルバッテリー。

という感じでした。

この他に前半は雨が心配(実際にスタートからパラパラと振ったり止んだり)だったので、

ゴアテックス(本来は登山用に買ったワンサイズ大きめの、少し重たくてかさばる)

を携行しましたが、これは100キロポイントで預け荷物にしました。

ですが

寒さがわからずどうなるか心配な分、

何年か前にもらった板橋Cityマラソンの時の長細いマフラータオル。

ヘッドライト(特に100キロから先は何も見えない)

反射タスキ(ダイソー)

などを入れました。

7リットルにこれではパンパンなので、前述の彼にプレゼントしたのは、

健康に気を遣っているので、

ブロッコリースプラウトの有機栽培のタネ

(かさばらず、めちゃ軽)を袋にメッセージを予め書いて、、、

35キロ地点で知り合いと別れた後、

名護市のポイントまで行く途中段々と暗くなりますが、車は多いので心細くはなりません。

ヘッドライトはここら辺で登場。

海沿いのルート(この後も)なので、

風が強くて防寒が大変でした。

携行品とは別に装備ですが、

上から、

キャップ

サングラス(昼)

ヘッドライト(夜)

シャツは半袖

手ぶくろ(常時)

短パン

短パンの下はインナー

左膝が練習時から痛かったのでサポーター(左)

ふくらはぎサポーター

ソックス

シューズ(アシックス NOOSA TRI14)

でした。

完全にあれば良かったのが

アームカバー。

これを忘れたのは完全に失敗でした。

ゴアとは別に持っていった

ユニクロの薄いウインドブレーカー

(直前までモンベルの最軽量のを買おうかと迷って結局コチラ)

によってだいぶ助けられました。

65キロ地点のチェックポイントは

20:20に到着したので、

2時間弱の貯金。

とはいえ、経験者によると

ここの制限時間が厳しいとのことで、

一方ではその通りでありつつ、

最後のゴールに24時間を切るためのラストがもちろん1番キツかった。。。

というのが後から感じたことでした。

そこから次の100キロポイントまでの

35キロ。

ここまではキロ6~7分で来れてましたが、

だいぶ余裕(体力的ではなく時間的に)もあったので、

キロ7分後半に落としました。

というか、段々と常に海岸沿いとなり、

工事中の未舗装の橋やらで、

カラダと足とが風と凸凹のダブルパンチで

そのスピードでしか走れない状態に。

なんとか100キロポイントまで近づき、

大宜味村にある

OKINAWA KAKAO

という知り合いのお店(もちろん夜中なので閉店時間)の隣のローソンへ。

もう、何件目?3件目くらいのコンビニへ

毎回塩むすび。

水は名護の手前でコンビニでトイレを借りた時に

追加しました。

その後、国道をそれて

100キロ地点のオクマビーチへ。

ここではおでんをいただきました。

この先、天候は回復傾向で

雨が降ることがないと踏んで、

リュックからゴアを取り出し、

途中で買ったヘッドライト用の乾電池の4本のうち1本を残して3本を

回送してもらった自分の荷物のあるとこへ行き保管。

着替えも準備していましたが、

靴下も含めそのままで再スタート。

ここでの休憩、他の方はもっと滞在すると思ってましたが、

結構あっさりと先へ進みます。

ここから本島最北端の辺戸岬へは22キロ。

この先の道路は全く街灯がなく、

ヘッドライトがないと無理(ここまでも真っ暗な場所が続いてました)。

オクマビーチを出てまた国道に戻った場所にあるコンビニが

最後のコンビニになります。

走行は基本的に歩道。

ここまではシッカリと両側に歩道がありました。

ですが、ここからは突然中断して

反対側になったりするので、

都度道路を渡らなければならず、

車道との段差が毎回こたえました。

そうでなくても、歩道を横切る車の出入りのための

傾斜などが少しずつ足を痛めつけてきます。

また、沖縄ならではだと思うのですが、

那覇あたりではまだ小さい実でしたが、

北の方に行くにつれて、ゴルフボールよりも大きい

茶色い実がゴロゴロと転がっていて、

これを踏みつけないよう注意しながら走るのが大変でした。

辺戸岬までは緩やかな登りとカーブの連続。

途中いくつかトンネルがあり、

風が防げるのはいいのですが、

トンネル内との気温差、湿度差も微妙にこたえます。

この途中のトンネルで最初の折り返しランナーと

エールの交換。

辺戸岬に到着してゆし豆腐を用意してくださっていて

心と体が温まりました。

そこを出発したのがすでに5時過ぎ。

オクマビーチから辺戸岬の間だったか、

辺戸岬から国道起点までだったか

記憶が定かではありませんが、

GARMINのバッテーリーが半分以下で

表示的には25%だったかもくらいなので、

ここで腕から外してリュックのモバイルバッテリーをつないで充電。

ここから酷道58号の起点まで10キロほどですが、

かなりの登りとその後の下り。

山道なので、左右のカーブももちろんあります。

この登りのところで段々と意識が遠くなり、

フラフラと自分でもわかるかわからないかという

危ないレベルの居眠り運転的な走行になりました。

少し後ろから来られた辺戸岬で後から出発されたランナーに

抜かれながら「ふらふらしてますね」と言われたのも

記憶の彼方だったりしますが、

そこから少しずつ夜が明けてきて薄っすらと明るくなってきました。

下りはキロ6分台まで回復。

ここで上りに時間がかかった分、

取り戻す感じです。

折り返してくるランナーが自分が下りの時に

一番多くすれ違い、ここでもエールの交換。

ようやく58号の起点へ到着、折り返してすぐのところのCPで

少し休憩。

ここは共同売店の店前で7時過ぎ到着だったので

開店後だったためトイレを借りることができました。

ミニカップラーメンをいただきました。

そこで、後から来たランナーに

「この時点で7時過ぎだと、24時間以内ゴールは難しいね。

だったら怪我しないようにゆっくり(26時間の)完走を目指す」

というコメントを背に受けながら、(同意しつつも)

最後のランナーがCPに到着するのと交代するかのようにして出発。

残り30キロほど。

折り返しなので、

下ってきた分、まずは上りからです。

上りでの体力消耗を最小限に防ぐべく、

歩きに近い感じだったと思いますが、

坂の途中で抜かした方に後から言われたのが

「あの場所でもよく足が前に出てましたよね」とのことで

自分ではそんなつもりははなかったのですが、

無意識に走っていたらしいです。

帰りは辺戸岬には立ち寄らないため、

そのまま真っ直ぐに国道を戻ります。

ここからが体力気力のビークとの戦い。

GARMINに、事前にルートの地図を転送して

スタートから利用していました。

GARMINってすごいですね。

今回のレースに合わせて955Dual solarにしたのですが、

GPSの精度の設定が利用する電波の数で4パターンから選べるのですが、

電力消費をしたから2番目に低いものにしていたにも関わらず、

国道の起点で写真撮影でウロウロしていた軌跡もシッカリと記録されていました。

ただ、これはアプリではGARMIN Conectではなく、

それを利用したRunKeeper上で見て分かりました。

ようやく下りも終わり、

ここからは完全に坂の力も借りることもできず、

自力でいかなければいけません。

オクマビーチを目指して残り15キロほど。

調子が良い時でキロ6分台も出てましたが、

なんとか頑張っても7分も出せず8分台。

GARMINを見ると、残り距離と到着予測もボタンの画面切り替えで見れることをここら辺で知りました。

その表示では「11時44分」となっていました。

ギリギリです。

足を緩めると24時間を切れません。

ですが、このまま行くとかなり可能性が高まります。

この葛藤を何度繰り返したか分かりません。

残り5キロ付近で、

前にランナー発見。

何度も沖縄サバイバルをゴールされている

ベテランランナーさんでした。

その方になんとか最後の力を出してい追いつき、

そこから一緒に走らせていただくことに。

そして、ついに国道を外れ、ここからオクマビーチを目指すのみという

残り3キロ。

ここまでこればもうなんとかして24時間を切ることができそうで、

少し安心して、ようやく足を緩めることができました。

大阪ガスの実業団が練習をしている横を

ゴール目指して、最後の緩やかなカーブを過ぎたところで、

フィニッシュに向けて腕を振ることに。

結果、23時間51分でゴールすることができました。

後から思ったのですが、

これだけ、GARMINがいつも

練習量の提案とか睡眠時間の評価とかしてくれるのに、

「もう少し早く走ったらどう?」とか

「ここは踏ん張りどころだよ」とか

「ここまできたら少し楽にしていいよ」

とか色々教えてくれる機能があったらいいのに。。。

と思ったりしました。

とにかく、初めての100キロ以上の距離。

エントリーの資格が「100キロ以上を完走したことがある人」

だったのと、去年の柴又が12時間だったので、

そこから先の60キロを14時間で走ればいいんでしょ?

っていう気持ちでエントリーしましたが、

相当キツかったです。

体力的にもですが、

24時間走り続けることが経験上なかったので、

スタート前も、走っている最中も何度も

それが自分にできるかという不安との戦いでした。

1/10に荒川を下り、ディズニーを一周して、江戸川を上って54キロの練習をしましたが、

これの3倍走るということにかなりの自信喪失になりました。

それを乗り越えてチャレンジして、結果として完走できてよかったです。

走り終えた後は

100キロ通過の時に荷物を預けていた場所にて、

水分補給、

食料も少し、

そしてしばらく動けず、、、

そのままオクマビーチリゾートに泊まれるプランなのですが、

部屋へのチェックインは14時になってから。

ようやく少し動けるようになったものの、

2階のその場所から降りるのは至難の業。

一度降りて、

道路を挟んだ海を臨む場所に

展望風呂があり、

そちらで汗を流す、、、

受付→1階

脱衣所→1階

風呂→2階、、、泣き

砂浜の少し上がった海辺の

展望風呂だから1階だとマズイですが、

その時はもう、ずーーーーっと海を見ながら

走ってきたので、

海見なくていいので、

階段の上り下りでイジメないで欲しかった。。。(笑)

ウォーキングのグループは

24時間で100キロを目指すので、

ゴールは大体同じタイミング。

グループ全体では

参加選手のご家族などがエイドのボランティアもしていただいていた

アットホームなレースだったので、

全部で70人くらい?

それぞれ何人かずつの同室で

自分の部屋は5人ひと部屋。

リゾート地のガーデンビラみたいなところなので、広い敷地でそれだけの部屋は1番端っこ。。。

そこまでトコトコと歩く。

(呼べばカードがあったらしい)

部屋に入るなり、

ふたグループに分けられた食事の時間で

我々は後のグループの19:30から

これはラッキーでした。

何がって、

「寝れる」

コレのみ。

前半グループは

17:00とかだったので、

2時間も寝れない。

で、19:30に起きて

食事に。

ブュッフェ形式で、

お腹空いてると思って

色々メニューも多くて皿に盛ったものの、

全然口に入っていかない。

なぜだ?なぜだ?

と思ってたら同じテーブルの方も同意見。

話してたのは、

「多分、ずーーーっと少しずつを口に入れてきたから胃がそうなったんだろう」と

で、いつもならおかわりに席を立ったりするけど、全くできず。

そもそもこの時点でももちろん足が痛くて

料理を盛った皿なんて何度も持ち歩けない。

最初に盛った分は食べて、

満腹になり、ロビーで少し休んでから

もう一度今度はユックリ風呂に入りたくて、

先程の風呂へ。(部屋の風呂はトイレと一緒なので5人の団体の部屋では入りづらい)

また階段がイジメてくる。

サウナと水風呂に入って

太ももを温冷を交互にポンプ機能で

回復を早めようとしたものの、

水風呂に手すりがなく、

段差を跨げる自信がなかった。。。

で、風呂上がりに

1ヶ月以上絶っていたビールをホテルの売店で買って部屋飲み。

国道沿いの北端に向かう最寄りかつ最後のコンビニの方が多少安いかもしれないが、

1キロなんて歩けない。。。

部屋でカシュって開けたら

同室の人はすでにみんな寝ていて

すぐ消灯しなきゃいけない雰囲気に。。。汗

翌朝は6:30からの朝食会場に

7:30に行ったらほぼ満席で、

料理が並んでいる場所からかなり遠いところに案内。

ブュッフェって料理盛りすぎると重たいし、

少しだと何度も行かなきゃだから

どちらにしても足にこたえる。

何とか頑張って食事を終えて、

那覇空港までマイクロバスで移動。

空港で仕事しながら15時過ぎのフライトで羽田に戻り、帰宅後

いつものジムにサウナだけと思って行ったけど、

何となく泳ぎたいなってなって、

1,500m泳いで月曜日を終えました。

ちなみに翌日の火曜日の今日は朝ランで5.55キロ走った。。。

さて、次の挑戦は2月末の大阪マラソン、3月の板橋マラソン。

これらは42.195キロのフルマラソン。

そして、4月には宮古島のトライアスロンに初めてエントリーしたら当選。

スイム3,000m

バイク123キロ

ラン30キロ

今度は家族4人で遠征して

観光もして帰ってこようと思います!

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