刻んでおくべきこと

文具

刻んでおくべきこと、、、

べつにハサミで刻んでおきましょう
という話ではないです。

コロナ明けで開催されました
大阪での文紙メッセの会場に
2日間立たせていただきました。

今回、カラフルな法被を着させていただきまして、
会場の3階から1階を何度も行ったり来たりしておりました。

基本的にはエスカレーターを使わずに
階段で行き来してました。

(ご来場者気分を味わうために2回だけエスカレーターに乗りました)

今回特に見ていたのは
お子様連れのご来場者の様子です。

お子さま方が熱心に質問したり、
色々な文具のことを知ろうとしている様子や、

ワークショップのブースで一生懸命に体験をされている様子。

そして元気よく走り回られている様子
(危なくない範囲でOKだと思います)

普段、文具の仕事をしていると
お話しする相手は、
店舗のスタッフや流通関係者

そうなるとどうしても
ビジネス最優先のお話しになってきます。

もちろん最終消費者にはお子さま連れのお客さまもおられるので、
話題に上がってくることはもちろんあります。

自分自身は2年前からの「文具のサブスク」で
BtoBからBtoCモデルへ転換したので、
お子さまがいらっしゃるご家庭のことも考慮した
商品セレクトなども心がけるようにしていたり、
インスタグラムや、LINEオープンチャットでの
お客さまとのやり取りで、
お子さま向けの商品セレクトについてお話しすることも多いです。

ですが、
直接お子さまの喜ばれている様子を目の当たりにするというのは
結構あるようで、ないというのが現実。

女子博なども出展のサポートをしたり、
客として会場にいくことも多いですが、
実際のお客さまの比率をみると、
今回のように夏休み中の開催のように
お子さまをお連れになられてのご来場というのは
そこまで多くありません。

だからこそ、本当に今回のようなイベントは
出展するメーカーにとっても本当に有意義なことではないかなと思います。

特にフロア構成が
販売をメインにするイベントの場合
限定品や先行販売の商品をめざしてお買い物袋に入れる競争
みたいになっていて、
どうしてもゆっくりとするということが少ないように感じます。

(もちろんそうでない場合もあります)

ですが、出店側としてもその対応に追われてしまって
どうしても流作業的になってしまいます。

今回の文紙メッセでは
出展ブースのフロアと
販売としての出店フロアが分かれていたため、
時間の流れ方が販売イベントとはまた違った良さがあったかと思います。

そんな中で、お子さまが楽しまれている様子というのは
出展する側としても本当に肌で感じることができる
大切な時間だったのではないかと思います。

この肌で感じ取ったことを
一番大事なこととして
今後も大切にしなければならないこと
だと思います。

どうしてもやっていることを
「ビジネス」と捉えてしまうと、
客観的に物事を見てしまったりします。

そうなると、
効率や、利益のことを優先的に考えてしまいがちです。

ですが、大切なことは、
それをやっていて幸せかどうか
それで誰かが笑顔になるか

ということが本当に一番大事なこと
だということだと思うんです。

世の中の問題点が解決される基準って
「笑顔になるか」
「幸せを感じるか」
だと思うんです。

ネットで物は売れます。

ネットで物は買えます。

ですが、
文具業界がやってきたことは、
アナログの商材を扱って来て、
これまでも、これからも
人が人であるために必要なものを作り、
そして伝えるということをしている

ということなのではないかと思います。

今回、何人ものお客さまに
「文具のサブスクさんですよね」
「ツイッター(X)見ました」
とお声がけいただきました。

それだけ目立つピンク色のハッピを事務局から
着せていただいたというのもあり、
最初はちょっと恥ずかしさもありましたが
だんだんと慣れて来たのと、
意外とさほど周りは気にしないんだなということがわかりました。

それよりも目立つことをやることで、
会場がもりあがるのであればと、
だんだんと心地よくなって来ました。

やはりリアルの場は「お祭り」
でないとダメだなと思いました。

オープニングのブラスバンドの演奏の時も、
スーツ組が(言葉を選ばず言うと、、、)
突っ立ってただけでした。

夏休み中の中学生たちが
イベントのために一生懸命に演奏してくれていました。

ノリの良い選曲だったので、
もっと、お祭り騒ぎみたいに、
ノリノリになってもよかったのではないかと思いました。

なんかちょっと勿体無い気もしてしまいました。

とはいえ自分も盛り上がれなかった側の1人でもありますが・・・

そういう奥ゆかしさが日本人としてのいい部分でもありますが、
ワッショイで行けばいいのではないかと思ってます。

この、文紙メッセは
毎年テーマの漢字一文字というのがありまして、
今回は「和」でした。

「和をもって尊しとなす」の和でした。

非常によいテーマだったと思いますし、
これを4文字にした「以和為貴」は
祖父の家にも掲げられていた大切な言葉でもあります。

来年はさらに人のリアルの交流が大切なものになると思います。

ぜひ勝手な思いではありますが
次回のテーマの漢字一文字を「祭」にしていただき、
ワッショイ!!ワッショイ!!と、
お祭りの様相で、
実際にお祭り騒ぎできるようなイベントになればと思います。

そのために率先してお祭り騒ぎで盛り上げていけたらと思います。

ちなみに、ワッショイの語源は、

「和を背負う」
というところから来ていると思います。

今年の「和」を受けて、それを背負ってさらに盛り上げる
という意味でも「祭」は非常に良いのではないでしょうか!!!

毎年、このテーマの漢字を決めるのだけでも非常に苦労されるそうです。
ぜひ、早々に決めて次の開催に向けてスタートを早速切る
というのもいいかと思います。

そのためでしたら、私はなんでもお手伝いする所存です。

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